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学会概要

代表理事挨拶

 さる6月24日に開催された新しい理事会において、本学会の代表理事に承認されました京都大学の松下佳代です。
 私のような若輩者が代表理事に選出されるとは思いもよらなかったのですが、せっかく選んでいただいたからには、本学会の活動を今まで以上に、知的にスリリングで豊かなものにすべく努力したいと考えております。そのために今後3年間の任期中に、みなさまのご協力を得ながら行っていきたいことを以下に挙げ、ご挨拶とさせていただきます。
 本学会は1990年12月に設立され、2020年に30周年を迎えます。この間、長尾彰夫前代表理事のリーダーシップの下で、30周年記念出版事業の準備が進められ、教育出版から刊行される運びになっております。引き続き、長尾理事のご指導を仰ぎながら、この本を、30周年にふさわしい充実したものにしたいと思います。
 大会は、今年の第28回大会が岡山大学で開催され、続く第29回大会は北海道教育大学旭川校、第30回記念大会は京都大学、第31回は琉球大学で開催される予定です。まさに北海道から京都を経て沖縄まで、日本列島を縦断する形で3回の大会が開催されます。第10回記念大会でのマイケル・アップル氏の講演は非常に印象的なものでした。第30回記念大会でも国際シンポジウム等を開催し、世界のカリキュラム研究・実践の中での日本のカリキュラム研究・実践のあり方をあらためて考える機会にできればと思っています。
 カリキュラムはポリティクスのせめぎ合う場です。本学会の会員も、小学校から大学までの教育機関、あるいは省庁から自治体までの行政機関、教育産業等、さまざまの“現場”に身を置きながら、カリキュラムの研究と実践にかかわっておられます。教育政策や学習指導要領に代表されるフォーマルなカリキュラムに対するスタンスもまたさまざまです。推進・普及する立場の人もいれば、批判的な立場を取る人もいる。また、学会の外にもカリキュラム研究・実践に携わっておられる方々がおられます。大会やセミナー・研究集会等で、異質な考え方との出会いを演出し、多様性のもたらすダイナミズムによって、学会の議論をより活性化していきたいと思います。
 近年、日本教育学会や日本教育社会学会など多くの学会で、若手育成・支援に力を入れています。本学会には、継続的に、若手(年齢的に若い、あるいは研究歴の浅い)方々が入会してくださっていますが、過去3年間事務局長を務めさせていただいて、やはり若手育成・支援の必要性を感じています。そこで、今回、これまでの研究・広報委員会を二つに分けて、研究委員会と広報・若手育成委員会とし、後者でその機能の強化を図ることにいたしました。シンポジウム・課題研究・セミナー等でも若手を積極的に登用していきたいと考えています。また、若手(あるいは潜在的な会員)への発信力ということでいえば、ウェブサイトの役割は大きいので、その充実も図っていければと思います。学生会員の会費の値下げも検討しております。
 これらの課題は理事会・各種委員会、大会開催校等の連携の下で初めて可能になることであり、同時に、会員のみなさまのご理解とご協力が欠かせません。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2017年9月13日
京都大学・松下佳代

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